週末、服を見に行ったときのことです。
なんとなく、ジャケットを手にとった瞬間、
「よかったら、試着してみてくださいね」
と声をかけられました。
私は、
「またか・・・」
と残念な気持ちになりました。
なぜなら、
私は30 秒前にお店に入ったばかり。
とりあえず手に取っただけです。
きっと、彼の販売成績は、良くないことが予想されました。
きっと日本中の服屋で毎日何万回となく繰り返されているでしょう。
実は、まったく同じ言葉でも、
場合によっては大変効果的なのですが、
逆効果の場合もあるのです。
実際、有効に使えていない人が実に多いようです。
AIDMAの法則
という消費行動の仮説があります。
A : Attention(注意)
I : Interest(興味、関心)
D : Desire(欲求)
M : Memory(記憶)
A : Action(行動)
の頭文字を取ったモノです。
この段階にあわせた接客をしなければ
お客様は「行動」つまり購入までたどり着かないのです。
先ほどの私場合…
何となく気になったという状態です。
つまり
「Attention(注意)」
の段階です。
だから
「Interest(興味、関心)」
に引き上げる接客をすべきです。
「ジャケットをお探しですか?このジャケットはスゴく人気なんですよ」
の段階なんですね。
「よかったら、試着してみてくださいね」
は「Desire(欲求)」の段階です。
しかし、逆に
「このジャケットが欲しかったんだよ」
と思い来店している人に
「ジャケットをお探しですか?このジャケットはスゴく人気なんですよ」
はNGです。
段階を戻してしまう事は非常に危険で
「そんな事知ってるよ!!!(怒)」
となってしまう可能性もあります。
お客様がどの段階かなんて分かりませんよね。
では、どうすればよいか???
1: インタビューをして下さい。
お客様のことはお客様に聞くのが一番です。
とにかく「聞く」という事を意識して下さい。
お客様の事を無視した商品説明や試着などは
お客様にとっては受動的なものなので
「Memory(記憶)」の段階で
「売り込みされた!」
が強く残ってしまい
「Atention(行動)」に結びつきません。
2: 商品説明のPOPを書いておく
興味を持っている人はじっくりと説明を読むでしょう。
じっくり読んでいる人に声をかければいいんです。
しかも、お客様自ら読むという行為は
能動的なので
「売り込まれた!」
なんて感情は一切残りません。
お客様にあわせた対応はとても重要です。
でもお客様は100人いれば100人違います。
この法則を頭に置いて
お客様を分析してみて下さいね。
それでは、今日も一日頑張りましょう!!
いつもすごく勉強になり楽しく拝見させていただいてます。
>よっくんぱぱさん
ありがとうございます。
嬉しいかぎりです♪
つたない文章ですが、
これからもよろしくお願いします。
前の記事
次の記事
写真一覧をみる